「気づいたら黒ずんでいた」――その原因は?
お墓参りに行くたびに、墓石の黒ずみが気になっていませんか。前に来たときはもう少しきれいだったはずなのに、と感じている方は少なくありません。
墓石の黒ずみは、放置すると年々目立つようになります。まずは原因を知ることが、正しい対処への第一歩です。
黒ずみの主な原因
墓石が黒ずむ原因は、大きく分けて以下の4つです。
- 水垢(みずあか):雨水が繰り返しかかることで、ミネラル分が白〜灰色の膜として残ります
- カビ:湿気が多い場所では、墓石の表面にカビが発生し、黒い斑点になります
- コケ・地衣類:日当たりの悪い面に緑〜黒色のコケが広がります
- 排気ガス・大気汚染:交通量の多い道路に面した霊園では、排気ガスの粒子が付着します
いずれも時間が経つほど墓石に浸透し、落としにくくなります。
自分でできる黒ずみの落とし方
軽度の黒ずみであれば、以下の方法で対処できます。
用意するもの
- やわらかいスポンジまたは布
- バケツと水
- 歯ブラシ(細かい部分用)
- 墓石用の中性洗剤(必要に応じて)
手順
- まず墓石全体に水をたっぷりかけ、表面の砂やほこりを流します
- やわらかいスポンジで、上から下に向かって優しくこすります
- 文字の彫刻部分は歯ブラシで丁寧にかき出します
- 汚れが落ちにくい場合は、墓石用の中性洗剤を少量使います
- 最後に十分な水で洗剤を洗い流します
注意点
- 金属ブラシや研磨剤は使わないでください。 墓石の表面を傷つけ、かえって汚れがつきやすくなります
- 家庭用の漂白剤や酸性洗剤は厳禁です。 石材を変色させたり、劣化を早めたりします
- 天然石は種類によって性質が異なります。不安な場合は、目立たない場所で試してからにしましょう
自力では難しいケース
以下のような状態の場合は、自分での清掃では改善が難しいことがあります。
- 黒ずみが石の内部まで浸透している
- コケが広範囲に根を張っている
- 長年放置されていて、複数の汚れが重なっている
- 墓石が古く、表面の研磨が剥がれている
無理にこすると墓石を傷める原因になりますので、状態がひどい場合は早めに専門の業者に相談することをおすすめします。
業者への依頼が向くケース
以下のような状況であれば、業者への依頼を検討してもよいでしょう。
- 自分で試したが、黒ずみが十分に落ちなかった
- 遠方に住んでいて、霊園まで行くのが難しい
- 高齢で、墓地での作業が体力的に負担になっている
- 使ってよい洗剤や道具がわからず、墓石を傷つけないか不安
業者に依頼する場合は、作業前後の写真報告があるサービスを選ぶと、仕上がりを確認できて安心です。