「行かなきゃと思っているのに、行けない」
転勤、就職、結婚。さまざまな理由で実家を離れた結果、お墓がある場所から遠くなってしまった。お盆やお彼岸のたびに「行かなきゃ」と思いつつ、結局行けないまま何年も経っている。
そんな方は決して少なくありません。この記事では、遠方でお墓参りに行けない場合に、どのような選択肢があるのかを整理します。
お墓を放置するとどうなるか
お墓を長期間放置すると、以下のような問題が起きる可能性があります。
- 墓石の汚れが進行する:黒ずみ・コケ・水垢が年々ひどくなり、落としにくくなる
- 雑草が繁茂する:周囲の雑草が伸び、隣の区画にまで影響することもある
- 倒壊のリスク:花立や灯篭が傾いたまま放置されると、倒壊の危険がある
- 霊園からの連絡:管理状態が悪いと、霊園の管理事務所から通知が届くことがある
- 使用権の問題:都立霊園などでは、長期間管理されていない墓所は使用権が取り消される場合がある
「行けないから仕方ない」と思っていても、放置の期間が長くなるほど、対処にかかる費用も手間も大きくなります。
遠方からでもできるお墓の管理方法
現地に行けなくても、以下の方法でお墓を管理することは可能です。
親族に依頼する
近くに住んでいる親族がいれば、清掃やお参りを頼むことができます。ただし、相手にも都合や体力の問題があるため、継続的にお願いするのは難しいケースが多いです。
霊園の管理サービスを利用する
一部の霊園では、管理料に簡易的な清掃が含まれている場合があります。ただし、対応範囲は限定的で、墓石の磨き上げや雑草の本格的な除去までは行われないことがほとんどです。
墓石清掃の代行業者に依頼する
墓石清掃の代行業者に依頼すれば、現地に行かなくてもお墓をきれいに保てます。作業前後の写真報告があるサービスを選べば、離れた場所からでも仕上がりを確認できます。
電話やメールだけでやり取りが完結するため、遠方に住んでいても問題ありません。
「墓じまい」を検討するケースも
管理がどうしても難しい場合は、墓じまい(改葬)を検討する方もいます。ただし、墓じまいは費用も手続きも大きいため、まずは「管理を誰かに任せる」方法を試してみるのが現実的です。
清掃代行で年に数回きれいにするだけでも、放置の問題はかなり軽減されます。
まずは現状を確認してみる
「何年も行っていないけど、今どうなっているんだろう」と気になっている方は、まず業者に相談してみてください。現地を確認して、写真で状況を報告してくれるサービスもあります。
現状がわかれば、今後どうするかの判断もしやすくなります。